メダロットS 感想
そこそこプレイしたのでメダロットSの感想です。
ちなみに私はメダロットシリーズは1~9まですべてプレイ済みで、ナンバリング以外の外伝作品も結構な数がプレイ済みとそこそこベテランです。経験者目線の感想になると思います。あとカブト派です。クワガタも好きですが。
※ネタバレはできるだけ配慮します。
現在の状況。プレイヤー名はロボローで、パートナーはメタビー&レトルトです。
■ どんなゲームか
メダロットは所謂ポケモンのフォロワーですが、1997年に初代が出てから空白期間などもありましたが20年以上経った今でも新作が出ている数少ないゲームだったりします。
メダロットと呼ばれるお友達ロボットが最大で3vs3のチームを組んで戦うゲームです。メダロットは頭、右腕、左腕、脚部の4つのパーツとメダルの組み合わせで構築し、さまざまな組み合わせで戦略が生まれるのが特徴です。
ゲーム自体はストーリーモードとイベントを中心に進めていきます。普通ですね。3月上旬からはメダリーグというモードも解禁されるようです。サクスペのパワチャレ的なやつみたいにランクを競う感じのモードになるのかな。
バトルはコマンド方式で、コマンドを選んだら中央のラインに向かって走り、中央に着いたら行動、終わったら戻ってきてまたコマンド入力というのを繰り返します。このシャトルランみたいな感じの戦闘システムがシリーズの伝統です。
■ ストーリー
主人公のアラセがひょんなことからメダロットを手に入れて、メダリンピックという大会で優勝を目指すというものです。メダロットシリーズの主人公は大抵最初はメダロットを持っておらず、メダロットを所持するのが当たり前の世界では天然記念物扱いされていることが多いですが、今回も同様でしたね。
あとヒカルやイッキなど歴代シリーズの登場キャラクターも出演します。お祭り感があり私は好きですが、ストーリー的には時系列がムチャクチャになるのでどうするのか気になるところです。
■ 主人公機
相棒となるメダロットはクロスメサイヤ。メダロットシリーズはカブトバージョンとクワガタバージョンで主人公機が異なるのですが、今回はまさかのカブト × クワガタのカブクワ型。誰もが一度は考えそうですが、本当にやるとは。メダルもゼロメダルということでなかなかの中二感(笑)。とはいえデザインはなかなかに秀逸でかっこいい。
性能面でも頭がフルチャージでMFゲージを貯めて、両腕のチャージバスターやチャージブレードの威力を高めて攻撃するというわかりやすいコンセプト。頭の装甲を削るのであまりリーダー向きではないですが。
■ システム
システム的なところはメダロット8~9辺りをベースにブラッシュアップされた感じです。パーツの行動の種類もそのあたりと大体同様です。Hvパーツもあります。メダロットの種類も図鑑を見る限り最初からそこそこいますね。ここからさらに増えていくので種類はかなりのものになりそう。
メダルのパラメータも同様ですね。レベルが150上限で3種類のスキル値の合計になります。カブトやクワガタのようなお馴染みのメダルが登場します。
ちなみになくなっている要素も結構あります。気づいたのは以下。
・リーダーのステルスシステムは健在だが、リーダーの頭にダメージが入ってもわからず、機能停止させないと不明のまま
・シリーズ恒例のねらいうちやがむしゃら(乱撃といった新スキルもあるのでそのうちでてくるのかも)
・メダチェンジ(そのうちできるようになるのかも)
メダロットシリーズは割とシステムが複雑なので慣れるまでは結構大変です。とはいえチュートリアルとヘルプで結構親切に説明してくれている印象ではあります。
■ 良かった点
- メダロットのグラフィックが綺麗
これはメダロット8~9時代の財産だと思いますが、3Dグラフィックのメダロットはとても良い出来です。これだけのパーツのカスタマイズが可能でグラフィックまでよいロボットゲームはなかなかないかと。 - 好きなメダロットを使ってゲームが進められる
これまでのメダロットは正直パーツが弱いとどうしようもないことが多く、メダルのレベルが高ければある程度は補えるものの好きなメダロットで戦うのが難しいところがありました。今作はパーツの強化ができるようになったことで、好きなメダロットを強化して進めることが可能です。純正パーツ一式で揃えても十分戦えるのでビジュアル重視の人にもお勧めです。(メダロットは強さを求めるとキメラ化することが殆どなので...) - ロボトルのテンポがシリーズ史上最も良い
スマホということもあるのでしょうが、非常に快適です。3段階の高速化で最速だとアニメーションすら省略するので非常に高速です。オート機能も搭載しており、シリーズ恒例のローテーション機能で行動指示もできます。メダロットシリーズは1回の戦闘に時間がかかるのが欠点なのですが見事に克服できています。 - 育成要素にメダロッターが追加された
今作はメダロット1体につき1人のメダロッターを付けることができます。これによりさらにメダロットの性能を上げることができるようになりました。このシステムは個人的に非常に好評で、メダロッターがいることでメダロットの性能を引き出せることをうまく表現できる要素だと思います。育成要素の追加や歴代キャラクターたちを連れてくる十分な理由にもなります。ポケモンもそうですが、メダロットも人間キャラクターがまた魅力的なのでこういう要素はうれしいですね。 - シリーズファンならニヤリとする要素が豊富
序盤のストーリーからシリーズ恒例要素が豊富で、思わずおおっ! となる部分が多かったです。歴代キャラクターが集うことで夢の掛け合いも実現してます。
今作キャラのアラセやヒサキ、相棒のクロスメサイヤも魅力的でメダロットのらしさを感じる場面が多いです。
- (今のところ)致命的なバグがなく、運営の対応も迅速
何を当たり前なことをと思うかもしれませんが、メダロットはバグゲーです。いつもアホみたいなバグがユーザーを苦しめて(たまに助けたり)います。
ただ今作は今のところ大きなバグは(私のところでは)出ておらず、お知らせで見るバグも割と軽微なものが多く、すぐ修正するなど対応も非常に良い感じです。初日はサーバーがめっちゃ重かったですが、すぐにサーバーメンテナンス&増強もあったので今のところは快適に遊べてますね。
■ 気になった点
- ストーリーが単調
特にシステム的なところですね。会話 → 複数回のロボトル のループをひたすら繰り返すので単調といえば単調かと。RPGの移動の部分がないからかもしれません。ストーリーそのものは終わってみないと判断が難しいですが、今のところは普通か微妙かといった感じです。 - パーツの☆アップが重課金者向け
当たり前といえば当たり前です。ただ、☆3の時点でパーツがかぶらないと研究が進まず、量がかなり多いのでできる気がしないです。☆1や2を3にするのは可能性ありそうですが、果たして☆4以上を生み出すことができるのやら...。今後パーツが増えると被る可能性はさらに低くなり、被りでの研究は実用的ではなさそう。
今のところは☆3を強化するだけで十分戦えているので問題はないのですが、もっと進んでくると厳しそうです。
ちなみにメダロッターのレベルアップも同じような状況です。こちらは被りじゃないと上げられないですが、フレンドガチャの1キャラの排出率は0.625%。被る気がしない...。 - コンビニのメダロットが速攻で売り切れる
全ユーザーで在庫が共通というのは現実感もあり面白いですが、サービス開始初日以降はずっと売り切れなのが悲しいところ。しかしゲーム内通貨(課金とは別)とはいえ値段もそこまで安くないはずですが、みなさんどうやってお金を稼いだのでしょうか...。
初日にも書きましたが、あまり期待してなかっただけに衝撃のクオリティでした。これだけ面白いならしばらく続けますし、たぶんお気に入りのメダロットが出たら課金しちゃうと思います。スマホゲーにハマってしまう時代がついに来てしまった感じです。
まずは最初のイベントに期待したいですね。いつ来るかな。2月の中ごろにはくるかなと予想していますが、こういうのは鮮度が大事なのでなるべく早めにとは思います。
ぜひ長く続くような良いゲームになってほしいと心から願ってます。