ポケモン ソードシールド ガラルルーキーズ使用構築 (トリル追い風混合)
すっかり遅くなりましたがガラルルーキーズで使った構築の公開です。レートでいえば1600程度なので相変わらずの穴まみれ構築ですが、意外と戦えたので今回もコンセプト自体は悪くなかったと思います。
パーティはおいかぜとトリルの両方を使う欲張り構築です。やりたかったことは相手が高速パーティーであればトリル、中速パーティならおいかぜ、トリル狙いならトリル封じと、相手に合わせて最適なメンバーを出すことで常に素早さの優位を保とうというものです。
最初に高速アタッカーとトリルアタッカーを1体でこなせる逸材セキタンザンに注目して構築がスタート。蒸気機関と弱点保険を同時に発動させる水技としてアクアジェットを考え、インテレオンを特殊アタッカーとして採用。追い風要因はそもそも候補が2匹しかいないので無難にアーマーガアを選択。追い風下のアタッカーとしてパッチラゴンとガラルヒヒダルマを採用し、最後にトリル要因兼トリル封じ要因としてイオルブを採用して完成、という感じで完成しました。
というわけで以下使用ポケモンの紹介です。
■ セキタンザン
特性:じょうききかん
性格:れいせい
持ち物:じゃくてんほけん
努力値:H252, C180, S76
技:だいもんじ、ストーンエッジ、ソーラービーム、だいちのちから
個性の塊見たいな奴だと思って構築のスタートとなったポケモンです。今回は蒸気機関による高速アタッカーと素の素早さが30族という遅さを生かしたトリルアタッカーの両方を1匹で担います。
基本は特殊アタッカーですが岩だけはストーンエッジ採用の両刀です。ぶっちゃけこの努力値振りだとストーンエッジとげんしのちからで火力指数がほぼ変わらないので命中考えるとげんしのちからを採用するのが普通ですが、特殊アタッカーだと思った特殊受け相手に物理技叩き込めるのも面白いかなと思いストーンエッジにしました。(この選択自体は悪くなく、何度かエッジにしといてよかった試合がありました。)
努力値は今回パーティで唯一調整していて(といってもSだけですが)Sは蒸気機関発動時にドラパルト抜きです。火力が弱点保険込みでも大したことがないので削れず、耐久もウリのポケモンなので削れず、仕方なく性格補正はSを下げてます。個体値はAだけ妥協しました。実数値で3低いです。
使ってみての感想はとにかく火力がギリギリです。範囲がかなり広いので弱点突きやすいですが、火力自体は弱点保険発動で弱点突けばようやく一撃で相手を落とせるかなというところ。ダイマックスポケモンや等倍相手だとなかなか一撃では落とせず大活躍とまではいきませんでした。Hの努力値削ってでもCに振ったほうがよかったかも。
とはいえ、自慢の耐久力はさすがで、ダイマックス後は弱点突かれなければ2発は耐えます。火力・耐久・速さのすべてを備えた強力なアタッカーであると思います。
■ インテレオン
特性:げきりゅう
性格:おくびょう
持ち物:きあいのタスキ
努力値:B4, CS252
セキタンザンの相棒枠。アクアジェットを当てて蒸気機関の発動を狙います。アクアジェットならドラパルト相手でも先制でき、蒸気機関発動後に抜いて攻撃できるのが大きいです。ただ、セキタンザンの火力不足が響いて一撃での撃破は結構厳しい。
そうでなくても物理アタッカーばかりで特殊アタッカーが貴重な環境だったこともあって、使いやすかった印象。ただ、タスキは砂嵐や霰が蔓延してたので割と潰されてました。それでもこのパーティでは一番の速さを持つのもあって先発後発どちらでも使いやすかったです。
■ アーマーガア
特性:ミラーアーマー
性格:しんちょう
持ち物:フィラのみ
努力値:HS252, A4
追い風枠。今回のルールだと他の使い手はモスノウだけなので追い風使いたいならどちらかを選ぶしかないです。氷はガラルヒヒダルマも採用したので必然的にこちらになりました。
最初は普通に慎重HDで考えてましたが、追い風要因ということもあり挑発入れられるのを嫌って準速にしました。実際結構な回数の挑発を貰ったので選択は間違ってなかったみたいです。ただ、終盤1vs1になったときのアーマーガアミラーは全敗しました。確かにこの構成ではミラー無理ですわ...。
今回は追い風中心の選出が多かったので必然的に出番が増えました。補助役として十分にチームに貢献してくれた影のエースです。やっぱり強いですね。使われる理由がよくわかります。
■ パッチラゴン
特性:はりきり
性格:ようき
持ち物:いのちのたま
努力値:AS252, B4
技:でんげきくちばし、げきりん、じしん、つばめがえし
追い風下のエース枠その1。ダイマックス枠でもあります。セキタンザンでダイマックスしない場合はほぼパッチラゴンがダイマックスします。
技構成はこれが鉄板かと。実際どの技も出番ありました。ちょっとまだダイマックスを積み技感覚で使うのに慣れてなくてダイジェットは使いこなせてませんでしたが。
使ってみての感想としてはパッチラゴンの火力は病み付きになりますね。セキタンザンの火力のなさにもビビりましたが、こっちは火力出過ぎてびっくりです。ほぼダイマックスしてたのもあって張り切りの命中低下は気にならないのがうれしい。セキタンザン以上にエースだった感じは否めない。
■ ガラルヒヒダルマ
特性:ごりむちゅう
性格:ようき
持ち物:こだわりハチマキ
努力値:H4, AS252
追い風下のエース枠その2。こちらはダイマックスはしません。追い風前提のこだわりハチマキ採用です。この攻撃力はすさまじく、こちらもハマるとバッタバッタと敵が倒れていきました。雑に岩雪崩してるだけで敵が半壊することも多かったです。ダブルの岩雪崩の恐ろしさを知った瞬間でした。そりゃバンドリュが流行るわけだ。
■ イオルブ
特性:おみとおし
性格:おくびょう
持ち物:オボンのみ
努力値:HS252, C4
技:むしのていこう、サイコキネシス、トリックルーム、ふういん
トリル始動要因兼トリル封じ役。テクニカルすぎてイマイチ使いこなせなかったがハマると強かった。というか舐められているのか結構な確率で放置される。その間に虫の抵抗を連発するとちょっとずつダメージが蓄積 + 特殊アタッカーの火力ダウンで隣のアタッカーが攻撃を耐えて暴れたりと結構役にたつ。
トリルも放置されるからほぼ失敗なし。Sが無駄に高いからというのもあるかも。封印が決まると気持ちいいし、相手のトリル展開を封じられれば中速アタッカーが多いのもあってほぼ勝てる。ただ、ねこだまし食らって失敗なんてこともあるので隣に置くポケモンにファストガードあたりの補助があっても良かった気がする。
選出パターン
■ 先発 インテレオン & セキタンザン 後発 アーマーガア & ガラルヒヒダルマ or パッチラゴン
基本はこれ。この場合はセキタンザンでダイマックス切ることが多い。
■ 先発 パッチラゴン & アーマーガア 後発 インテレオン or セキタンザン or ガラルヒヒダルマ
ドラパルトなどインテレオン & セキタンザンで突破し辛い相手がいる場合はこちら。パッチラゴンでダイマックス切って無理やり突破します。
■ 先発 イオルブ & セキタンザン or パッチラゴン 後発 インテレオン or パッチラゴン or ガラルヒヒダルマ
相手にトリルのにおいがする、もしくは高速ポケモンで固めている場合に。トリル封じやトリル展開から攻めます。
改良案
・オーロンゲがめちゃめちゃ重かった。悪タイプのポケモンが欲しい。
・ジュラルドンもキツイ。パッチラゴンのダイアース、セキタンザンのだいちのちから、ガラルヒヒダルマのばかぢからが一応の処理ルートだがどれもワンパンは無理。
・トリル封じの強化。ブリムオン & イエッサン♀は防げるが、オーロンゲのねこだましの場合は無理なのでファストガードがあるといいかも。
結局シーズン3もまだ潜れてないですが、そろそろやりたいですね。ただ、パワプロ、ポケマス、メダロットとやるゲームが増えてるのがキツイ。どれかあきらめないとそろそろつらいかもしれない。うーん。